Ⅰ注意点と戦術

Ⅰ注意点と戦術

本作品の(SLGとしての)ゲーム難易度は中程度と思われる。と言うのも、ある程度の戦術パターンを構築していれば、各マップを攻略するだけならさほど難しくはないからだ。

ただ、気をつけなくてはいけないのが、本作品が用意している隠し要素(武器防具、仲魔、隠しMAP)を得るための「所持条件」「クリア条件」である。

★所持条件とは?

これについては、特定の悪魔やアイテムを所持していることが条件になっている。初見の場合、漫然とプレイしていると気づかないまま見過ごしてしまうことがあるため注意が必要であるからだ。

しかし、その条件をあらかじめ知っていれば問題はない。それら「条件」ついては、 まとめて後述 するので参考にして欲しい。

★クリア条件とは?

そして、より気をつけなくてはいけないのが「クリア条件」である。例えば「15ターン以内に攻略しろ」という条件を付したMAPが後半のステージ(特に5、6あたり)に多く見られるからだ。また他の条件として「味方の損失0」や「敵を20体以上倒せ」といった条件も一緒に課せられる。

その様に、複数の条件を課せられたMAPを攻略するためには、限られた手持ちの戦力を駆使して「いかに最短で、最大限敵を倒し、最小損失でマップを攻略できるか」という点を考慮する必要がある。なぜなら、MAPによってはターン数を稼がせるような移動力を落とす地形(砂漠や山)があったり、倒すのが困難なほど高ランクの敵がいたりと、条件達成を阻止しようと製作者側もプレイヤーに課題を突きつけるMAP構成をしているからだ。

★どう戦うのか?

では、この制作者側の課題に対して、どのような方法が最も有効的なのか。ただ高レベルの仲魔を並べて力押しするのでは芸がない。何か合理的に戦果を上げられる戦術を活用する必要性が生じる。

そこで、お勧めしたいのが「電撃戦理論」である。

電撃戦理論とは、「航空戦力」「地上戦力」が協力し合って、強固な敵前線を素早く突破し、戦車などの装甲部隊が撤退する敵よりも先に進軍し、後から追随してくる歩兵部隊と挟撃し、それをもって敵を包囲殲滅する戦術である。つまり、高火力・高機動力を活かして敵を素早く殲滅する方法ということだ。

この戦術は、第2次世界大戦のナチスドイツが、大戦初期から中期にかけて活用したことで有名になった戦術である。

では次に、この「電撃戦理論」を本作品で活用するためにはどうするべきか。MAPに出せる仲魔は15体までなので、この戦術を効果的に運用するための戦力編成が鍵になってくる。そこで重要となるのが「種族の選定」「特技の継承」である。それらについては、別枠で詳述することにする。